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title: "iOSアプリを譲渡する"
description: "iOSアプリの所有権をApp Store Connect上で譲渡する手順を解説します。譲渡条件の確認からリクエスト、承認までの流れについて紹介します。"
category: "コーポレート"
tags: ["iOS","App Store Connect","アプリ譲渡","TestFlight"]
publishedAt: "2024-05-21"
lastmod: "2026-04-14"
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App Store Connectの操作だけで、iOSアプリの所有権を別のアカウントに移転できます。条件の確認からリクエスト送信、譲渡先での承認までの流れを紹介します。

開発者が変わる場合や会社間でアプリを引き継ぐ場合に、この手続きが必要になります。App Store Connectの画面で操作が完結するため、手続き自体は難しくありません。ただし事前に満たすべき条件がいくつかあり、そこで引っかかるケースがあります。

## 譲渡前に確認すること

### 所要時間

譲渡が完了するまでに**数日かかる場合があります**。リリーススケジュールに影響が出ないよう、余裕を持って手続きを開始してください。

### 譲渡先のアカウント

譲渡先にも有効なApple Developer Programのアカウントが必要です。法人アカウントの場合はDUNS Numberの取得から始まるため、アカウント開設だけで **2〜3週間** かかることがあります。譲渡の予定がある場合は、先にアカウントを準備しておいてください。

::card[/posts/apple-business-account]

## App Store Connectで譲渡を開始する

App Store Connectにログインし、譲渡したいアプリの詳細画面を開きます。画面下部の「アプリの譲渡」をクリックします。

![アプリの譲渡](/images/posts/ios-app-transfer/assignment.webp)

この項目が表示されていない場合は、アカウントの権限を確認してください。Admin以上の権限が必要です。Account Holderの権限を持つユーザーであれば確実に表示されます。

## 譲渡条件を確認する

アプリの譲渡にはいくつかの前提条件があります。**条件を1つでも満たしていない場合、譲渡は進められません。**

![譲渡条件の確認画面](/images/posts/ios-app-transfer/assignment-rules.webp)

条件画面ではチェックリスト形式で各項目の状態が表示されます。アプリの審査ステータス、TestFlightの状態、契約情報、暗号化に関するコンプライアンスなどが対象です。未達の項目があれば先に対応してください。

TestFlightの外部テストが有効になっている場合は、テストグループの停止が必要です。App内課金を設定しているアプリでは、すべてのサブスクリプションと課金アイテムのステータスが正常であることも求められます。

全項目にチェックが入った状態で、次のステップに進みます。

## 譲渡リクエストを送信する

譲渡先のApple IDとチームIDを入力し、譲渡リクエストを送信します。リクエスト送信後、譲渡先に通知メールが届きます。

![譲渡リクエストメール](/images/posts/ios-app-transfer/assignment-requested.webp)

**譲渡先が承認するまで、アプリの所有権は移転しません。** リクエスト送信後も、譲渡元はアプリの管理権限を保持し続けます。譲渡リクエストには有効期限があるため、譲渡先には速やかに対応してもらう必要があります。

## 譲渡先で承認する

譲渡先がApp Store Connectでリクエストを承認すると、所有権が移転します。完了後、譲渡元と譲渡先の両方に完了通知メールが届きます。

![譲渡完了メール](/images/posts/ios-app-transfer/assignment-completed.webp)

## 譲渡後に引き継がれるデータ

譲渡後のアプリでは、ユーザーのレビュー・評価・ダウンロード数がそのまま引き継がれます。アプリの実績が失われることはありません。クラッシュレポートやApp Analyticsのデータも譲渡先のアカウントで確認できます。

アプリのBundle IDは変更されないため、既存ユーザーのアップデートにも影響はありません。プッシュ通知の証明書は譲渡後に再設定が必要になるため、譲渡先で事前に証明書の発行準備をしておくとスムーズです。